2016年12月16日金曜日

簡単に言います ぎっくり腰の考え方



from 峯田 淳
治療院デスクから、、、



本日もブログをご覧いただき本当にありがとうございます。

本日も理学療法士のあなた、柔道整復師のあなたに疼痛のヒントやアイデアをお届けできればなと思っています。

これまで腰痛に関してお話をさせていただきましたが、
本日はその中でもぎっくり腰に関してお話しようと思います。

このぎっくり腰ですが、病院で勤務していた私は、あまり臨床でぎっくり腰を見ることがありませんでした。
しかし、今治療院をやっているとぎっくり腰の患者さんがとても多いです。

私自身このぎっくり腰に対しては痛みも強く、疼痛誘発動作も難しいので
少し苦手意識があったのも事実です。

しかしぎっくり腰を見ていく上で、この現象がなぜ起こっているのかを認識すると、非常に楽に治療展開ができるようになりました。



ですので今日はこのぎっくり腰に関しての考え方をシェアできたらと思います。



早速本題に入りますが、ぎっくり腰とはつまり、、、

全身の筋疲労と捉えられます。

疲労の蓄積、全身が硬くなっていった上に
最終的に痛みの症状が突発的に引き起こされる現象です。

ですので患者さんに聞いてほしいこととして、ぎっくり腰になる前に仕事が忙しかったり、スポーツをしたり、慣れないことをしたり
ということがなかったかを聞きます。
たいていの人がぎっくり腰になる前にこのようなエピソードが当てはまります。

そして実際に全身の筋を評価して疼痛に変化があるかを試して見てください。
全身の筋疲労から起こるぎっくり腰の方であれば、疼痛の変化も出やすいのが特徴です。

注意しなければならないのは、同じ急性の痛みでも、ヘルニアや痺れが急激に悪化した場合などは、症状を悪化させてしまう危険がありますので、この鑑別は必要です。
痺れが急激に出現している場合、骨折が疑われる場合、異常な圧痛、熱感や腫脹などの際は我々の治療範囲ではありませんので、もちろん気をつけなければなりません。

ですのでぎっくり腰の考え方として
①全身の筋疲労から起こる急性の腰痛ということ
②ぎっくり腰になる前にオーバーワークなどのイベントがなかったかを確認する
③筋膜の繋がりを使って押圧刺激を加えた時に痛みが軽減するかを確認
これらが当てはまればぎっくり腰の治療対象となります。

注意しなければならないのは
痺れや急性の炎症症状がないかを確認し、
当てはまれば我々の治療範囲ではないのでむやみにな治療は施行しないこと。

以上がぎっくり腰に対しての考え方になります。
しっかり問診をして、治療対象となれば全身を評価し治療して見てください。
治療の進め方に関しては再度報告させていただこうと思います。


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本日もブログを最後までご覧いただき、本当にありがとうございました。



ー峯田 淳



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